大学野球通信

異例の早期会見は気配り 早大次期監督に決定の元ロッテ・小宮山悟氏「思いの強い選手育てたい」

 小宮山氏はスポーツ紙やテレビの仕事をしており、早大の新監督に決まったことを公表せず、来季契約の返事ができないでいると、やがて報道されてしまうと危惧。最終的に現在の高橋広監督(63)の「シーズン直前でかまわない」との判断を得て、会見となった。「高橋監督の英断」と小宮山氏は感謝する。

 メジャーでプレーした東京六大学の監督誕生は初めて。「もちろん人にできない経験をさせてもらっているが、アマチュア(学生野球)とプロの指導者は別物。アマを指導するには教育者でなければならないという思いがあり、世間に認めてもらえる指導者になりたい」と抱負を語る。

 自身は高校時代にテレビで東京六大学の中継を見て早大野球部にあこがれ、2浪の末に入学。当初プロ入りは夢のまた夢で、大学では将来へ備えて体育の教員免許も取得した。1989年秋のドラフトでロッテに1位指名されたときには、母校(千葉・芝浦工大柏高)で教育実習中だった。

 「名もない高校生が、気がつけばアメリカまで行って野球をしていた。全国津々浦々にもいろんな高校球児がいると思うが、大事なのはどれだけ強い思いで物事に当たるか。そういう連中を育てたいなと思う」。まだおぼろげながらも、監督就任後の青写真を描き始めている。(運動部 三浦馨)

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