米ITの情報寡占に反発 欧州ではデータ利活用で連携も

 欧州では情報銀行とよく似た取り組みが始まっている。ドイツでは今年4月に自動車大手のダイムラーや保険大手のアリアンツなど異業種10社が新たなデータ連携サービスを始めた。顧客に共通のIDを配り、同意がある場合に各社が持ち寄ったデータを企業間で融通できる仕組みだ。

 米調査会社IDCによると、世界のビッグデータの市場規模は2016年に約13兆円だったが、20年までに約20兆円に拡大する見通し。データを活用するビジネスは高成長が見込まれる。こうした中、政府も「データ立国」の実現を目指し、昨年夏から必要なルールを具体化するための実証実験や産学連携した推進体制の整備を後押しするなど、情報銀行の仕組みづくりに本腰を入れている。

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