ホッケー日本男女代表、「侍と桜」がアジア王者 快進撃の裏に2人の外国人監督

昨年6月、オランダ出身で欧州クラブ王者の指導経験もあるジークフリード・アイクマン氏が2011年以来監督に復帰した。積極的に海外遠征を行うとともに「ボールを強く打つ、しっかり止める」という基礎練習を徹底した。約束事も作った。日本代表の安西浩哉チームリーダーは「監督は『パスを出したら前に出ろ』と言い続けた。とにかく前に行くことで点を取る積極性が生まれた」と大きな変化を認める。

さらに興味深いのは監督が繰り返し伝えた「私たちの力は私の力よりも強い」という言葉だ。戦国武将の徳川家康が武士たちに教えていた言葉だといい、「団体競技なのでいかに仲間とのつながりを保つかが重要だ。日本の歴史にはヒントがある」と指揮官。選手やスタッフに俳句を詠んで日本の伝統文化に触れるよう指示し、「日本人としての誇りを持て」と口酸っぱく語りかけた。

男子の愛称は「サムライジャパン」。侍らしい和の心を大切にし、戦う集団へと変貌を遂げた。

アベック優勝を再び

「前から東京五輪で金メダルを目標にしている。アジア王者は通過点」。女子の清水美並の視線は2年後を向いている。

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