贈賄業者との「危うい関係」 文科省報告書で接待攻勢の実態浮かぶ

 高橋氏はスポーツ庁次長だった29年6月、谷口被告が設立に関わったスポーツ関係団体の発足記念会に出席。その夜の懇親会に参加したが、費用約2万円相当を支払わなかった。同団体がスポーツ庁の委託事業に採択されており、利害関係があると判断された。

 戸谷氏と高橋氏は、それぞれ元国会議員(当時)や谷口被告が政策顧問を務めていた国会議員との会食だったため、「政治家は利害関係者に当たらない」と考えて参加していたという。

 接待額が最も高かったのは、約11万5千円相当に上った義本氏。29年9月、東京・新橋の飲食店での会合に出席し、銀座のクラブでの2次会やタクシーチケット代も含め接待を受けたとしている。その後、大学入試センターが32年度から導入予定の英語の民間検定試験に、谷口被告と関係があるとみられるフィリピン・セブ島の英語教材開発会社が参入できるか相談を受けたが、義本氏には職務権限がないとされた。

 柿田氏は29年4月、川端被告から会計課長就任祝いの誘いを受け、谷口被告も含む4人で会合。川端被告が負担したと認識しており、訓告にとどまった。