ロシア大統領批判のバンド・メンバーに毒物か ドイツで治療、命に別状なし

 【ベルリン=宮下日出男】ロシアのプーチン大統領への批判で知られる同国のパンクバンド「プッシー・ライオット」の男性メンバーが食事後、体調を崩す事件があり、治療を行ったドイツ・ベルリンの病院の医師らは18日、毒物が使用された可能性が高いとの見解を明らかにした。

 男性メンバーはピョートル・ベルジロフさん。関係者の話によると、今月11日にモスクワの裁判所を訪れて食事をした後、急に会話や歩行が困難な状態になった。現地の病院で手当てを受けた後、16日にベルリンの病院に搬送されていた。

 病院側の説明では、ベルジロフさんの命に別条はなく快方に向かっているが、具体的な毒物は特定されていない。同伴しているメンバーによると、ベルジロフさんは回復後、ロシアに帰国する方向だという。

 ベルジロフさんを含むバンドの男女メンバー4人は7月、サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会決勝の試合中、政府への抗議のためピッチに乱入。拘束され、15日間の拘留が決定した。

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