カボチャの大きさを競う「第32回日本一どでカボチャ大会」(同実行委員会主催)が16日、香川県土庄町で開催され、存在感たっぷりに国内各地から参加した巨大カボチャ49個の計量の結果、愛媛県西予市の宇都宮弘義さん(66)の412・6キロが日本一となった。
宇都宮さんは4月に種をまき、苗を約50平方メートルの畑に定植してビニールハウスを施して育てた。猛暑には寒冷紗での日よけと大型扇風機で少しでも温度を下げようと工夫。西日本豪雨ではカボチャが浮くほどの降雨があり、周囲に排水溝を掘って守り抜いた。
自分でも過去最高の出来栄えと胸を張る宇都宮さんは「カボチャがリラックスして大きく育つようにド演歌(鳥羽一郎)を毎日、聞かせた」と注いだ愛情を振り返っていた。
この日の大会で300キロ台が6個あったが、400キロを超えたのは宇都宮さんのカボチャだけだった。
この日の記録は来月、米・カリフォルニア州で開催される世界大会へと進む。