南北首脳会談

金正恩氏のソウル訪問で合意 2人だけで会談 合意文に署名

 【ソウル=名村隆寛】北朝鮮の平壌で開かれている南北首脳会談は2日目を迎えた19日、2回目の会談を開いた。会談は韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の宿舎である百花園迎賓館で午前10時過ぎから行われ、同席者を省き金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と文氏の2人だけでなされた。南北首脳は金正恩氏のソウル訪問で合意。金正恩氏は首脳会談後の記者会見で「早い時期にソウルを訪問することを約束した」と述べた。

 会談後には南北両首脳による「9月平壌共同宣言」への署名式が行われた。引き続き、韓国の宋永武(ソン・ヨンム)国防相と北朝鮮の努光鉄(ノ・グァンチョル)人民武力相が軍事的緊張緩和に向けた合意書に署名した。

 南北首脳は笑顔で会談場に入り、会談は1時間以上に及んだ。会場の外では関係者や報道関係者が待機。前日の会談に同席した韓国側の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長と金正恩氏の妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長が言葉を交わす姿もみられた。

 同迎賓館は、2000年と07年に、当時の韓国大統領、金大中氏と盧武鉉氏が金正日総書記と宣言文に署名をした場所。韓国大統領府によると、合意文署名後には拡大会議は予定されていないという。文氏は20日、3日間の日程を終え、韓国に帰還する。

 北朝鮮の朝鮮中央通信は19日朝、18日に南北首脳会談が行われたことについて「北南関係の発展をより加速させるための諸問題について、深みのある意見交換がなされた。率直で虚心坦懐(たんかい)に対話した」と報じた。

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