現在システムメンテナンス中です

会員記事の閲覧など一部サービスがご利用できません。
ご迷惑をおかけしますがご理解のほどよろしくお願いいたします。

2月27日(日)午前5時頃まで

サービス再開時間が前後する場合があります。

→詳細へ

正論

露の軍事的威圧を黙認するな 北海道大学名誉教授・木村汎

北海道大学名誉教授・木村汎氏(川口良介撮影)
北海道大学名誉教授・木村汎氏(川口良介撮影)

中国との演習で兵力を誇示

ロシアは9月中旬、極東とシベリア地域で軍事演習を敢行した。「ボストーク(東方)2018」と銘打った同演習は、1981年のワルシャワ条約機構「ザーパド(西方)」以来最大規模のものになった。兵士約30万人、軍用機1000機以上が参加した。中国人民解放軍の兵士約3200人、軍用機30機が初参加したことが注目に値する。

同演習が達成しようとした目的の第1は、ロシア軍事力の誇示だった。ロシアの国力は、米国、中国、欧州連合(EU)主要国、日本に比べて著しく劣る。人口、国内総生産(GDP)、科学技術、ソフトパワーなどの指標で、そうである。唯一、米国に匹敵するのは、核兵器を含む軍事力。だとすれば、ロシアが己の兵力を顕示するのも当然至極といえよう。実際、ロシアはメーデー、対独戦勝記念日など、あらゆる機会をとらえて軍事パレードを敢行する。

ランキング

  1. 【美しき勁き国へ】櫻井よしこ 性別訴訟 最高裁を危惧  有料プラン記事

  2. 【主張】沖縄県庁で有害物 米軍批判との差は露骨だ

  3. 【産経抄】たかが来賓、されど来賓無料プラン記事

  4. 【論争を撃つ】リニア遅延 川勝知事の抵抗に勝る魅力を語れるか 石井聡有料プラン記事

  5. 【主張】カラバフ紛争 露の無責任と非情を映す

  6. 【主張】処理水とIAEA 中国への共感は広がらぬ

  7. 【浪速風】国境離島の現実と課題

  8. 【正論】「自決権重視」が侵略への転換点 青山学院・新潟県立大名誉教授・袴田茂樹無料プラン記事

  9. 【異論暴論】「処理水」がさらしたこと 浮き彫りにされた理不尽

  10. 【大手町の片隅から】乾正人 公明党は本当に「がん」なのか