産経新聞社とFNNの合同世論調査では、野党第一党の立憲民主党の支持率が初めて1ケタ台に落ち込むなど、低迷から抜け出すことができない野党の姿が改めて浮き彫りになった。
結党直後の昨年10月の調査で11.6%だった立憲民主党の支持率は、今年2月に最高の15.6%に達した。ただ、その後は右肩下がりになり、9月の調査では9.0%(前月比1.7ポイント減)にまで落ち込んだ。
枝野幸男代表は16日夜、さいたま市での党会合で今後の党運営について「結党に立ち返ることが期待されている。絶対にぶれてはいけない」と述べ、「原点回帰」の必要性を訴えた。
5月に発足した国民民主党はさらに深刻だ。同月の調査では、前身の旧民進党、旧希望の党の合計値を下回る支持率1.0%からスタートし、今回は結党以来最も低い0.5%(同0.2ポイント減)を記録した。
おおむね2%~3%台で推移してきた日本維新の会の支持率も、今回は1.6%(同0.4ポイント減)に下落し、党勢の先細りを印象づけた。党は、支持率向上策を検討するプロジェクトチームを発足させる予定だ。