【ウラジオストク=名村隆寛】ロシア極東ウラジオストクで開かれていた「東方経済フォーラム」は13日、3日間の日程を終了し閉幕した。
フォーラムには日露首脳のほか、中国の習近平国家主席が出席。注目された北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長はプーチン露大統領から招待されていたが、出席しなかった。また、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領も参加しなかった。
フォーラムでは、プーチン氏が日中韓などとの経済を中心とした友好関係を強調。一方で、米国の保護主義的な貿易政策を批判するなど、今回もホスト国ロシア中心の会合となった。
また、12日の全体会合で、プーチン氏が安倍晋三首相に対し、領土問題などの「前提条件」を一切、抜きにした年内の日露平和条約の締結を求める提案もあった。