【中堅・若手議員に聞く】西田昌司参院議員「安倍晋三首相『小さな政府』と反対に舵」(2/3ページ) - 産経ニュース

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中堅・若手議員に聞く

西田昌司参院議員「安倍晋三首相『小さな政府』と反対に舵」

 平成18年発足の第1次安倍内閣で目立った「小さな政府」路線では、結果的に地方置き去りと東京一極集中を招き、デフレ下で経済成長ができず少子化になりました。今の安倍さんは反対に舵(かじ)を切り出している。非常に大事なことです。

 安倍さんが連続3選を果たした後は、総裁任期の3年間だけでなく、5年、10年先の方向性をしっかりと示し、「ポスト安倍」がどなたであろうと、こうした方向性を大きな部分で継続していく仕組みを作るべきです。

 総裁選の告示(7日)が迫る今、安倍さんが返り咲いた24年の総裁選が思い出されます。あのとき、安倍さんをもう一度首相にしようという仲間たちと連日会議を重ねましたが、実は、最後まで安倍さんの立候補に反対したのが私でした。

 安倍さんは下馬評で、石破さんや石原伸晃前経済再生担当相に次ぐ3番手以下。主戦論を唱える先輩に私は「しょうもない出かたをして3位以下では政治生命が終わる。慎重にやってくれないとだめだ!」と机をたたいて怒鳴りました。黙って聞いていた安倍さんは意見を聞き入れ一度は出馬表明を見合わせました。

 でもその後、安倍さんは強い口調でこう言われたんです。「西田君、日本は今、経済も安全保障も、大変な危機にあり、国民は大変な目にあっている。ここで安倍晋三がそっぽを向いて出ない選択肢はない。この国を立て直すために、今やらなきゃ政治家じゃないんだ」

 使命感あふれる言葉に感動しました。安倍さんは最後は捨て身で、国の危機に立ち上がると宣言し、実際にそうされた。あのときの気概は今も変わっていない。