AI駆使したシステム構築も 県立広島大に防災専門研究機関

研究センターの看板を掲げる中村健一学長(左)=広島市南区の県立広島大
研究センターの看板を掲げる中村健一学長(左)=広島市南区の県立広島大

 「防災の日」の1日、県立広島大学は広島キャンパス(広島市南区)に防災を専門とする研究機関「防災社会システム・デザインプロジェクト研究センター」を開設した。大規模災害時に住民避難を促す手法などを探り、提言もしていく。

 大学によると、「防災マーケティング」「防災・減災予測情報システム研究」「防災のための災害弱者研究」を柱とした社会科学・行動科学系の実践的防災研究・教育を手掛けるほか、「防災ビジネス&マネジメント・モデル」を構築していくのが狙い。

 具体的には、大規模災害時に住民が会員制交流サイト(SNS)などを通じて大量に発信する情報を、人工知能(AI)などを駆使して分析し、危険性を通知するシステムの構築などを想定している。

 研究センターは、センター長を含む大学メンバー6人に、学外の識者や民間企業の外部メンバーも加えて発足した。

 この日は学内の研究室に中村健一学長らが看板を掲げ、「行動科学やマーケティングの手法も使い、実践的なアプローチを目指している。全国にない、先駆けの研究にしていきたい」と意欲をみせた。

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