「旧陸軍墓地、国がしっかり管理を」吉村・大阪市長が要望

 大阪維新の会の吉村洋文政調会長(大阪市長)は30日、旧陸軍の戦死者らを慰霊する「旧陸軍墓地」について「国が改修も含めてしっかりと管理すべきだ」と述べた。大阪市天王寺区にある全国で最大の真田山陸軍墓地についても「傷みがひどく、耐震性もない。大阪市としても国に対応するよう要望したい」とした。

 各地にある軍人墓地は戦後、国から自治体に無償貸与・譲渡されたが、管理体制があいまいなケースが多く、納骨堂の老朽化や墓碑の劣化が問題になっている。吉村氏は「国が(実態を)調査するところから始まるが、真田山陸軍墓地の保存会のみなさんの意見を聞き、しっかりと協議したうえで国に要望したい」と話した。

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