高市早苗衆院議員、不起訴 所得税法違反罪で告発も 奈良地検「嫌疑なし」

高市早苗総務相(斎藤良雄撮影)
高市早苗総務相(斎藤良雄撮影)

 奈良地検は28日、東京都の男性ら2人が高市早苗衆院議員(奈良2区)を所得税法違反の罪で告発した事案について、同日付で不起訴処分にしたと発表した。地検は処分理由について「嫌疑なし」としている。

 告発状によると、高市氏は自身が代表を務める「自由民主党奈良県第2選挙区支部」の会計責任者と共謀し、平成24年11月20日~12月17日、同支部から高市氏に計1220万円を移動。うち1千万円を寄付を装って同支部に戻し、租税特別措置法における寄付金控除の優遇措置を利用し、不正に約300万円の還付を受けたなどとしていた。

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