決済革命

(4)大手銀・クレカに危機感 企業視点の主導権・縄張り争い

 将来は企業同士など幅広い決済に導入する考えだが、まずは来年度初頭に企業と個人の取引で実用化しコンビニを含む流通大手やインターネット通信販売などで利用を始める見通し。

 三菱UFJなど3メガバンクはQRコードの統一規格作りに乗り出したが、デジタル通貨は「あくまで競争領域」(大手銀幹部)。

 みずほ銀行は平成29年9月にメガやゆうちょ銀行などが参加する新たな電子マネー「Jコイン」構想を打ち出したが、電子マネーとは別物の仮想通貨に力を入れる三菱UFJは距離を置く。こうした事情から、みずほは6月に福島県で始めた実証実験ではJコインの名称を使わず、トーンダウンした。

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 「決済に革命を起こす」

 無料通信アプリ運営のLINE(ライン)が6月に開催した事業説明会で、決済事業子会社LINE Pay(ペイ)取締役の長(ちょう)福(ふく)久弘はこう宣言した。

 同社が26年に導入した電子決済サービス「LINEペイ」は、アプリにクレジットカードや銀行口座の情報を登録したりコンビニで一定額をチャージ(入金)したりすれば、店頭でのQRコード決済が可能となり、LINE利用者同士は手数料なしで送金できる。