台風20号

風力発電支柱倒壊、熊野川氾濫、マンション屋根剥がれ落下…爪痕各地で

【台風20号】風力発電支柱倒壊、熊野川氾濫、マンション屋根剥がれ落下…爪痕各地で
【台風20号】風力発電支柱倒壊、熊野川氾濫、マンション屋根剥がれ落下…爪痕各地で
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 台風20号の通過から一夜明けた24日朝、各地で被害が次々と明らかになった。兵庫・淡路島では高さ約60メートルの風力発電の支柱が倒壊。和歌山県新宮市では熊野川が氾濫、福祉施設が一時孤立した。強い風にあおられてトラックが横転するなど、けが人も相次いだ。

 台風に伴う大雨の影響で、和歌山県新宮市で24日未明に熊野川が氾濫。支流近くの障害者支援施設では周辺道路が冠水し、利用者ら約80人が一時孤立した。

 また、神戸市北区山田町の神戸電鉄大池-花山間で、線路脇の土砂が線路に流入。始発から谷上-有馬口間が不通となった。

▼淡路島で高さ60メートルの風車倒れる トラック横転も

 強風による被害も各地で判明した。兵庫県淡路市の北淡震災記念公園では、公園施設に電気を送る高さ約60メートルの風車が倒れているのが同日朝、見つかった。けが人はいなかった。

 淡路島と本土を結ぶ明石海峡大橋では、23日深夜から24日未明にかけ、トラックなど計5台が強風にあおられ、相次いで横転した。計3人が病院に搬送され、うち2人が軽傷を負った。

 また24日午前0時15分ごろ、同県西宮市西宮浜のマンションの屋根の一部が剥がれ、駐車場に落下した。けが人はいない。

 関西国際空港では24日未明、航空機用のコンテナなどが風に飛ばされて滑走路に散乱したため閉鎖した。運用の全面再開は正午ごろになる見通しという。

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