全国高校野球選手権大会で準優勝した金足農(秋田)の渡辺勉校長は23日、同校に約1億9千万円の寄付金が集まったことを明らかにした。
金足農の応援団は全校生徒の約半分にあたる約270人で作られ、3回戦以降は秋田に帰らず連泊。当初は5千万円ほどの予算を想定し、希望した生徒から1人3万円を徴収したが、不足が予想された。
窮地を知った野球部OB会は、ホームページで寄付を呼びかけたほか、同校も決勝進出を決めた20日、校内に寄付金の受け付けブースを設置していた。卒業生だけでなく、農業関係者など全国からの多くの善意が寄せられたとみられる。
高須クリニックの高須克弥院長が「万が一集まらなかったら全額持ちます」と表明するなど、話題を呼んでいた。