安倍晋三首相は22日夜、トランプ米大統領と北朝鮮情勢をめぐり電話で約40分間、会談した。
会談後、公邸前で行われた首相と記者団のやりとりは次の通り。
--電話会談でどのような話をしたのか
「日米電話首脳会談を行い、トランプ大統領と北朝鮮情勢について話をした。あの歴史的な米朝首脳会談から2カ月が経過した。最新の情勢分析を行い、同時に今後の北朝鮮に対する方針について綿密な打ち合わせを行った」
「また、拉致問題についても改めて、日本の拉致問題に対する取り組みについて説明した。今後の協力について、トランプ大統領に改めて依頼し、トランプ大統領もしっかりと日本の考え方に沿って協力をしていくという話があった」
「朝鮮半島の完全な非核化を実現するとの方針において、日米は完全に一致をしている。こうした日米の取り組み、さらには韓国、ロシア、中国との協力を進めていくことによって核問題、ミサイル問題、何よりも重要な拉致問題の解決に向けて全力で取り組んでいきたい」