運営会社のホームページなどによると、テレグラムは、高度な暗号化技術で通信内容を保護できることをセールスポイントの一つにしており、現在約2億人の利用者がいるという。
暴力団関係者によると、その機密性の高さから、捜査当局への情報流出を警戒する暴力団関係者らにも浸透しつつあるとされる。
米国発の「Signal(シグナル)」も、通信内容を暗号化して保護するサービスを売りにしている。
シグナルは、米国家安全保障局(NSA)による個人情報収集活動を暴露し、ロシアに政治亡命したエドワード・スノーデン元米中央情報局(CIA)職員が秘匿性の高さを評価したことで話題を集めた。暴力団幹部は「犯罪のためのツールとして、テレグラムと同様、シグナルの機密性の高さに目をつける者も少なくない」と証言する。