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【酒呑み鉄子の世界鉄道旅 KTXに乗る韓国旅(2)】 ソウルで新しい味覚を体験した翌朝、中心部に位置する龍山(ヨンサン)駅へやって来た。ソウル駅が東京駅に似ているとしたら、龍山駅は品川駅のようなイメージ。(写真・文/トラベルジャーナリスト 江藤詩文)
目指すは“韓国の台所”
龍山駅からKTX(韓国高速鉄道)で目指すのは務安全羅南道(チョルラナムド)。韓国南西部の行政区画のひとつであり、韓国の台所と呼ばれ、食の宝庫として知られている。道庁所在地は務安(ムアン)だ。
日本ではまだ知名度が高いとはいえないが、務安にはれっきとした国際空港があり、関空から直行便が飛んでいる。運航は東方神起のエアラインとしておなじみのLCCチェジュ航空だ。ソウルからは国内線も飛んでいるが、今回は本数も多く使い勝手がいいKTXを利用したというわけ。
直行便が就航したこともあり、全羅南道は日本との交流に積極的に取り組んでいる。そのプロジェクトの一環として、先ごろ日韓友好の広報大使を任命。食の都ということで、日本人の薬膳料理研究家・新開ミヤ子氏が、初代の「全羅南道名誉広報大使」に選ばれた。