「トルコショック」に欧州も警戒 最悪のシナリオは金融システム不安

 リラ下落が進めば相対的にトルコ側の負担が大きくなり、返済に支障が出かねない。英紙フィナンシャル・タイムズは欧州中央銀行(ECB)がまだ深刻な状況ではないものの、スペインと仏伊の主要3行の保有債権への影響を懸念しているとも伝えた。

 欧州としては米国の自動車輸入制限を回避したが、米中貿易摩擦の激化や米国のイラン制裁再開の影響のほか、英国のEU離脱交渉の行方も懸案。リラ急落も加わり、「不透明な要素が多く、企業の不安感を高める」(独卸売・貿易業連合会)との声も出ている。

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