新潟林道遺体

県警捜査員が遺体発見前に行方不明者情報収集

 新潟県十日町市伊達の林道で女性の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、県警捜査員が遺体発見前の今月上旬、地元施設を訪れて行方不明者の情報収集を行っていたことが13日、分かった。女性の身元は判明しておらず、県警は女性と行方不明者が同一人物の可能性もあるとみて、慎重に裏付け捜査を進めている。(太田泰)

 県警は12日に十日町署に捜査本部を設置。同本部によると、遺体が発見されたのは11日午後4時20分ごろ。十日町市の羽根川にかかる橋から、南西に約700メートル離れた林道で見つかった。

 遺体は、林道入り口から約400メートル先の未舗装の道の真ん中に、うつぶせの状態で置かれていた。背中に刃物が刺さっていたが、現場付近に血痕は見当たらなかった。殺害された後、ほかの場所から林道まで運ばれてきた可能性がある。現場周辺に民家や外灯はなく、生い茂る木々の葉が林道の上を覆っていた。

 別の関係者によると、県警捜査員が今月8日、林道近くの施設を訪問し、従業員に行方不明者の顔写真を見せて探している旨を伝えていた。

 一方、山間の静かな地域で起きた事件に、地元住民からは不安の声が上がっている。現場近くの集落に住む自営業の男性(69)は「事件があった場所は県道から外れており、普段から人通りも少ない。知っている人しか林道を通らないのではないか」と推し量る。

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