阪神甲子園球場(西宮市)で5日に開幕する第100回全国高校野球選手権記念大会に出場する東兵庫代表の報徳学園(同市)と西兵庫代表の明石商(明石市)の壮行会が1日、神戸市内のホテルで開かれ、両校の選手らが大会での健闘を誓った。
報徳学園は東兵庫大会決勝で市尼崎を破り、8年ぶり15回目となる夏の甲子園出場を決めた。明石商は西兵庫大会決勝で姫路工を破って初優勝し、3年連続で準優勝だった無念を晴らした。
壮行会には、荒木一(かず)聡(あき)副知事や県高校野球連盟の関係者らが出席。荒木副知事は「高校球児は青春のまっただなかにいる。甲子園で完全燃焼してもらいたい」などと激励した。
報徳の大角健二監督は「一つでも多く勝ち進み、春の大会で兵庫の高校が選ばれなかった悔しさを晴らしたい」と力を込め、神頭勇介主将は「負けた高校の分まで多く勝てるように頑張りたい」と述べた。
明石商の狭間善徳監督は「明石のプライドと誇りを持って日本一を目指したい」と意気込み、右田治信主将は「地域の支えがあってここまでこれた。恩返しできるよう粘り強いプレーをしたい」と抱負を語った。