世界最強の「ネオジム磁石」開発の佐川真人さんが講演 子供たちに「科学者を目指して」 

「世界最強磁石はどうやってうまれたのか!?」をテーマに子供たちに講演する佐川真人さん=大阪市西区
「世界最強磁石はどうやってうまれたのか!?」をテーマに子供たちに講演する佐川真人さん=大阪市西区

 「世界最強の磁力」と呼ばれる「ネオジム磁石」の開発者で、大同特殊鋼(名古屋市)顧問の佐川真人さん(74)=京都市=が31日、大阪市西区の大阪科学技術館で夏休み中の子供ら約200人を前に、「世界最強磁石はどうやってうまれたのか!?」と題して講演した。科学好きの子供たちの質問攻めにあいながら、試行錯誤の末に開発に取り組んだ歩みを振り返り、「あきらめずに続けることが大切」と述べた。

 ネオジム磁石は昭和57年7月、レアアース(希土類)の一種のネオジムと鉄、ホウ素の3元素を組み合わせて開発。パソコンのハードディスクなど強力で小型・軽量のモーターを必要とする製品に欠かせないものとなっている。

 佐川さんは磁石の開発を料理に例えて、「同じ材料でも調理方法によって味が変わる。さまざまな元素の組み合わせを変えることでネオジム磁石ができた」と説明。その上で、あきらめなかったことが成功の秘訣(ひけつ)だと明かし、「人の役に立つことが一番楽しい。科学者はすばらしい仕事なので、みんなにもぜひなってほしい」と語りかけた。

 大阪市立南小学校3年、佐藤大悟君(8)は「僕も科学者になりたいし、磁石に興味があるので楽しかった」と話していた。

 同館では、10月8日まで「ネオジム磁石展」を開催している。

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