【オトナの外来】地震で「閉所恐怖症」の搬送も…電車やバスが苦手な人は注意(1/3ページ) - 産経ニュース

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地震で「閉所恐怖症」の搬送も…電車やバスが苦手な人は注意

【オトナの外来】地震で「閉所恐怖症」の搬送も…電車やバスが苦手な人は注意
【オトナの外来】地震で「閉所恐怖症」の搬送も…電車やバスが苦手な人は注意
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 大阪北部在住の私にとって、6月18日に発生した大阪北部地震にはかなりビックリしました。幸い家屋などに被害はなかったものの、通勤・通学してしまっていた家族の迎えが大変でした。もちろん、震源地に近い人は実際の被害も大変だったでしょう。特に幼い女の子と見守りボランティアを含む数人の方がお亡くなりになられたことには心が痛みます。

 当日、救急病院に搬送されたのは負傷者ばかりではありませんでした。私が非常勤をしている大阪北部の病院には過換気症候群やパニック発作の患者さんも多く搬送されたようです。

 交通機関に重大な被害はなかったものの、地震直後には全車両が緊急停車し、その後は点検のために長時間閉鎖された車両に閉じ込められたので発作を起こして救急搬送される方も少なくなかったようです。

 閉所恐怖症は不安障害に分類され、「閉じ込められている」と感じる状況に対して過剰に反応し、生活に支障が生じてしまう状態です。閉じ込められることに関しては多くの人が不快に感じると思いますが、電車やバス、エレベーターなどの日常的な空間でも閉じ込められる恐怖を感じるようになると閉所恐怖症と呼ばれるようになります。

 時々、飛行機のドアが閉まって滑走路を動き出したときに乗客がパニックになって引き返すトラブルがあります。これは閉所恐怖症から動悸(どうき)、めまいなどの「パニック発作」を引き起こしたのでしょう。