「結婚・出産して一人前」という意識が過去最低になったことが、博報堂生活総合研究所の調査で分かった。
調査は、昭和63年から10年ごとに実施。今回は、今年2月から3月にかけ、630世帯1260人の夫婦が回答した。
それによると、「結婚してはじめて一人前だ」と考える人は、昭和63年は、夫で47.7%、妻で41.7%だったが、今年は夫で27.8%、妻で17%と過去最低に。
「子どもをもってはじめて一人前だ」と考えている人も、今年は夫で30.2%、妻で20.8%と過去最低になった。
一方、家族の結びつきは強まっている。「意識して家族の絆を強めるようなことをする方が良い」と考えている人は、昭和63年は夫が37.3%、妻が36.4%だったのが、今年は夫で57.8%、妻で51.4%と過去最高になった。