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今度はアシアナ航空 韓国で続く航空会社トラブル

 韓国で大韓航空に次ぐ第2の航空会社、アシアナ航空の国際線で機内食を出発予定時間までに積み込めず離陸が大幅に遅れたり、機内食なしで運航したりするトラブルが相次ぎ、韓国社会に波紋が広がっている。機内食を包装し、運搬する下請け業者の社長が自殺する事件が起き、内部告発ではアシアナ航空を傘下に持つ錦湖(クムホ)アシアナグループの朴三求(パク・サムグ)会長の「アシアナ喜び組」スキャンダルなども飛び出し騒動を大きくした。

機内食の業者変更の初日に…

 「ノーミール事件」「機内食大乱」-。韓国メディアでこう呼ばれる騒動は7月1日に始まった。

 韓国紙・中央日報(日本語電子版)によると、1日は機内食の供給遅れのため航空機80便のうち51便の出発が遅延し、36便には機内食を積み込むことができないまま運航した。

 このトラブルは翌2日以降もしばらく続いた。アシアナは乗客に商品券などを配って対応したが、運航管理の非を問う批判が渦巻いた。そして、朴会長自身がトラブル初日に乗った中国行き飛行機では温かい機内食を提供していたとの証言や、機内食を包装し、運搬する下請け業者の社長が2日に自殺したとのニュースが火に油を注いだ。

 実はアシアナは7月1日から機内食の供給業者をゲートグルメコリア社に変更していた。聯合ニュース(同)によると、機内食を供給する予定だったゲートグルメ社が建設していた機内食製造工場で今年3月に火事が発生して予定通りの供給が困難になったため、アシアナは格安航空会社などに機内食を供給する別の会社と3カ月間の契約を結んでいたという。

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