衝撃事件の核心

茨城女子学生はなぜ命を奪われたのか 14年越しに被告が話した理由 判決は25日

「口封じのため確実に死亡する方法で殺害した」

「動機に酌量の余地はなく、有期刑が相当とはいえない」

平成16年1月、茨城大農学部2年の女子学生=当時(21)=を暴行し、殺害したとして、殺人と強姦(ごうかん)致死の罪に問われたフィリピン国籍のランパノ・ジェリコ・モリ被告(36)に、検察側は無期懲役を求刑した。前途ある女子学生の命がなぜ奪われたのか-。水戸地裁の法廷では、14年半の歳月を経て事件の真相が語られ始めた。

「間違いありません」

17日の初公判で起訴内容を認めたランパノ被告の声は、通訳の女性が思わず聞き返すほど弱々しかった。

この日、ランパノ被告は白のTシャツに灰色のズボン姿で出廷。名前などを問われると、ほとんど表情を変えず淡々と答えた。

しかし、午後に行われた証人尋問で妻が証言台に立つと、ランパノ被告の表情はみるみるこわばっていく。妻が「夫は真面目で、3人の子供をとてもかわいがっていた」と語ると、ランパノ被告はうつむき、手で涙をぬぐった。

会員限定記事会員サービス詳細