イージス・アショアはイージス艦3隻分 メリット多いが… 政府は国民に丁寧な説明を

 運用に要する人員も1チーム20人程度とされ、交代制を敷くことで24時間365日の警戒監視態勢も実現する。ミサイル防衛任務から解放されたイージス艦は南西諸島方面などに展開し、元来の任務であるシーレーン(海上交通路)防衛に注力できる。

 イージス・アショアは、北朝鮮だけでなく中国の弾道・巡航ミサイルへの対応を念頭に置いた装備でもある。北朝鮮危機の陰に隠れているが、日本の安全保障上の最大の脅威は、不透明な軍備増強を続ける中国であることに変わりはない。

 巨額費用などを理由に、一部野党やメディアからイージス・アショア不要論も出ている。ただ、北朝鮮や中国の脅威に対抗する手段が他にない以上、国防上の不可欠な投資といえる。政府は費用縮減に努めるとともに、国民に正確な情報を開示し、理解を得る努力を重ねるべきだ。(石鍋圭)