【文科省汚職】前例ない1次加点「文科省は神」 国家試験合格率低下に危機感も…(2/3ページ) - 産経ニュース

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文科省汚職

前例ない1次加点「文科省は神」 国家試験合格率低下に危機感も…

 臼井氏は当時、一部委員に裏口入学リストを渡していたとされる。2次試験後の入試委員会の場で臼井氏が、リスト掲載者の小論文の点数について「この点数はちょっと違うんじゃないか」と声を上げると、意向を察した入試委員が「そうですね」と同調し、点数が加算されたという。

OB優遇と全く異なる

 臼井氏の後任学長に鈴木衛前学長(69)が就いた平成26年以降は、主に大学OBの子供を対象とした不正な加点は行われなくなった。

 背景には、医師国家試験の合格率低下への危機感があったという。医大の実力を示すとされる同大の新卒者合格率は26年度時点で94・1%。全国平均94・5%を下回っていた。「裏口入学」で実力のない学生が増えれば合格率が下がるため、ある大学幹部によれば、臼井氏自身も「(裏口入学を)なくさないと医師国家試験の合格率が100%にならない」と話していたという。

 こうした事情から、「かつての裏口入学は1次試験を自力で突破してもらうのが条件で、2次試験の結果で点数が一般の受験生と並んだ場合などに加算していた」(大学関係者)という。