カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法が成立した20日夜の参院本会議で、自由党の山本太郎、森裕子両氏と参院会派「沖縄の風」の糸数慶子氏が投票時、壇上で「カジノより被災者を助けて!」「カジノより学校にエアコンを!」と書いた垂れ幕を掲げ、「売国法案反対」などと叫んだ。
伊達忠一議長はその場で「議場の秩序を乱し、議院の品位を傷つける行為として認めざるを得ない」と注意した。
伊達氏は本会議後、3氏の懲罰案件を参院懲罰委員会に付託することを決めた。ただ、22日の会期末までに同委員会の開催予定はなく、懲罰案件は廃案になる見通しだ。