小型のドローン(無人飛行機)にタブレット端末などを使って指示を送り、自動飛行を体験するプログラミング教室が兵庫県淡路市生穂の市立津名東小学校で開かれ、4年生の児童ら21人がドローンの仕組みや操作を学んだ。
同教室はドローンの基本を知ってもらおうと、総合学習の一環として同校と市教委が連携して計画。ドローンを使った教育を実践している淡路市岩屋の「ソーシャルドローン」代表、佐々木邦明さん(33)を講師に招いた。
児童らはドローンの構造などについて教室で学んだ後、体育館に移動して自動飛行のプログラミングに挑戦。タブレット端末上で「飛ぶ」「前進する」「回転する」などの指示を組み合わせたプログラムを送信した後、ドローンにフラフープをくぐらせたり、目的の場所に着陸させたりしていた。
体験した深田凌太郎君(9)は「プログラムした通りにちゃんと動くのがとても面白かった。またやってみたい」と満足そうな表情を見せた。
佐々木さんは「思った通りに動かすためにはどうしたらいいか、論理的に考えることが重要」としたうえで、児童らに対して「これからの未来は皆さんのアイデアが形になる時代。どんなドローンの使い方があるか考えてみてください」と強調していた。