経済連携の促進に注力 台北駐大阪経済文化弁事処、蘇啓誠処長着任インタビュー

インタビューに答える蘇啓誠氏=9日、大阪市北区の台北駐大阪経済文化弁事処(前川純一郎撮影)
インタビューに答える蘇啓誠氏=9日、大阪市北区の台北駐大阪経済文化弁事処(前川純一郎撮影)

 台湾の総領事館にあたる台北駐大阪経済文化弁事処(大阪市北区)の新しい処長として着任した蘇啓誠(そけいせい)氏(60)が9日、産経新聞のインタビューに応じた。大阪大学大学院への留学経験を持つ蘇氏にとって大阪はなじみ深い土地で、「地域同士の交流や青少年の交流、経済連携の促進に力を入れたい」と抱負を述べた。

 蘇氏は台湾・嘉義県出身。東呉大学日本語学科卒業、中国文化大学大学院日本文学専攻修了後、日本に留学し、1985年から3年間、大阪大学大学院で日本学を専攻し、修士号を取得した。91年、外交部(外務省)に入り、大使館にあたる台北駐日経済文化代表処(東京都港区)で代表秘書官を務めたほか、2013年12月から駐那覇弁事処の処長を務めた。

 大阪弁事処は関西をはじめ、東海、中国、四国などの2府18県を管轄している。任期中、これまではぐくんできた日本と台湾の友好関係をさらに促進するため、スポーツ交流や青少年同士の交流促進に力を入れたいという。

 また、日本が推進する環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加に台湾政府が意欲を示していることに触れ、「日本と台湾の経済面での協業は双方にとって大きなメリットが見込めます。経済面での連携促進を重視して、台湾がTPPに参加するメリットを実感してもらえるよう頑張りたい」と述べた。