キチンナノファイバーに発毛効果、ミノキシジルを上回る カニ殻由来の新素材 鳥取大

 キトサン化CNFは、肌に対する安全性の試験はクリアしており、化粧品などで製品化されている。今後は、発毛促進のメカニズムについて調べるとともに、医学部と共同研究するなどして大型の動物やヒトでの臨床試験を経て実用化したいとしている。医薬品として開発するよりも、主に既存の発毛剤に混ぜて相乗効果を上げるなど添加剤的な使用法を目指す。

 キチンナノファイバーは、カニやエビの殻を分解することで得られる直径10~20ナノメートル(1ナノメートルは百万分の1ミリ)、長さ数マイクロメートル(1マイクロメートルは千分の1ミリ)という極細の繊維。木質のセルロースナノファイバーと同様に、フィルムなどの材料や食品、化粧品、医薬品などを高機能化する新素材として期待されている。(WEB編集チーム・原田成樹)