「陳被告が主導」検察側指摘 最長の裁判員裁判、中間論告

 作業員の男性=当時(37)=ら3人に対する殺人や逮捕監禁致死などの罪に問われた韓国籍の無職、陳春根被告(47)の裁判員裁判の公判が6日、神戸地裁姫路支部(木山暢郎裁判長)で開かれた。検察側は作業員の男性と元暴力団組員の男性=当時(57)=らに対する殺人や逮捕監禁致死など4事件の中間論告を行い、「いずれも陳被告が主導的な役割を果たした」と述べた。

 過去最長の裁判員裁判のため、論告を2回に分割した。検察側は中間論告で、陳被告と実行犯とされる上村隆被告(51)との間柄について主従関係にあったと指摘。「陳被告は暴力で上村被告らを支配下に置き、犯行ごとに専用の携帯電話を使って指示を出すなどした」などと述べた。

 また、陳被告の父親が死亡した別の傷害致死事件に絡み、陳被告が作業員の男性ら2人から真相を聞き出そうとしたと指摘。上村被告と2人に接点はなく、陳被告の指示がないと犯行は成立しないと主張した。