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【パリ=三井美奈】漫画から和食まで幅広い日本文化を欧州に紹介するイベント「ジャパン・エキスポ」が5日、パリ郊外の国際展示場で開幕した。各国から集まったアニメ・ファンがコスプレで個性を競い合った。
「ジャパン・エキスポ」は2000年に始まり、今回で19回目。パリの夏の風物詩として定着し、今年はコスプレ・ショーやゲーム体験コーナー、漫画即売やプロレス実演などが行われた。パリの主婦、ロクサナ・バディさん(27)は1歳の長女と共にセーラー・ムーンの衣装で会場入り。「中学生の時、市立図書館で『キャプテン翼』を読んで以来、漫画ファンになりました。7年前からジャパン・エキスポに通っています」と話した。
会場には、日本の弁当やおにぎりの屋台も登場。フランス北部アラスから来た高校生、エロイーズ・リシャールさん(16)はツナ・マヨネーズ入りのおにぎりをほおばり、「塩味が効いて、おいしい。今日だけで、漫画やフィギュアを80ユーロ(約1万円)分買いました」と興奮気味に語った。
ジャパン・エキスポは毎年20万人以上が来場する人気イベント。事務局によると、日仏交流160年にあたる今年は24万人の来場を目指している。開催は8日まで。