11月18日投開票の沖縄県知事選に関し、自民党県連や経済界でつくる候補者選考委員会が5日、那覇市内で会合を開き、宜(ぎ)野(の)湾(わん)市の佐喜真(さきま)淳(あつし)市長(53)を擁立する方針を決定した。近く佐喜真氏に出馬を要請する。
佐喜真氏は5日、宜野湾市内で記者団に対し「重く受け止めている。可能な限り早めに決めていけたらいいなと思う」と語った。佐喜真氏は、後援会などが知事選出馬に難色を示していることもあって対応を明確にしていないため、県連は環境整備に乗り出す方針だ。
知事選では、自民党の推薦を求める元日本青年会議所(JC)会頭の安(あ)里(さと)繁信(しげのぶ)氏(48)が3日に出馬を表明している。一方、現職の翁(お)長(なが)雄(たけ)志(し)知事(67)は4月に膵(すい)がんの切除手術を受けており、再選に向けた態度を明らかにしていない。