さらに、日本テレビが2カ月前ぐらいに放送した「NNNドキュメント『南京事件II』」をたまたま見てね。旧陸軍が焼却し地中に埋めた資料を掘り起こして残った部分をつなぎ合わせたり、当時の従軍兵の日記を集めたりした内容で、やはり旧日本軍が中国人を殺したことは事実なんだなあと。行こうという思いを強くしたわけです。
時間の都合上、すべてを見学することはできなかったが、写真や文書を中心とする実物主義というか記録主義という感じで、納得できるようなものが多く、説得力はあったと思う。
記念館の館長は、南京の城内の人だけでなく、そこに至るまで日本軍が戦争しながら殺害した人も30万人に入っているというふうな感じの説明をしていた。30万人は南京市内にいた人だけではないというような説明だったね。
今回の訪問では、「元総理」の名で献花をしました。すでに「元総理」と書いてあったが、献花はいろんなところでもやってきたので、別におかしいとは思いませんでした。
(現地では)事実を事実として記録する努力をするのであれば、それは評価するという趣旨のことは言いました。(現地メディアが「日本人も記念館を訪問し、歴史を理解すべきだ」と発言したと報じたが)そこまで言ったかはよく覚えていないな。