サッカー日本代表

日本、終了直前に力尽きる 2点差逆転され初のベスト8ならず

 【ロストフナドヌー=小川寛太】サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は2日(日本時間3日)、ロストフナドヌーで決勝トーナメント1回戦を行い、1次リーグH組2位の日本はG組1位のベルギーに2-3で逆転負けを喫し、初の8強入りを逃した。1次リーグを突破した2002年日韓大会、10年南アフリカ大会もいずれも16強にとどまっており、3度目の挑戦でも決勝トーナメントでの勝利はならなかった。

 アジア勢で唯一勝ち残り、2大会ぶりに16強入りした国際サッカー連盟(FIFA)ランキング61位の日本は、6人を入れ替えた1次リーグ最終戦から第1、2戦と同じ先発メンバーに戻し、香川真司(ドルトムント)、原口元気(ハノーバー)ら休養十分の選手たちを送り出した。

 日本は前半、同3位で優勝候補の一角と目されたベルギーに攻め込まれる場面が目立ったが、落ち着いて対応し、前半を0-0で折り返した。

 後半3分、日本は乾貴士(ベティス)のボール奪取からカウンターを仕掛け、右サイドを駆け上がった柴崎岳(ヘタフェ)からのスルーパスを原口が落ち着いて決め先制した。

 同7分に乾が右足を振り抜き加点したが、24分、29分と続けて失点し追いつかれた。その後はGK川島永嗣(メッス)が好セーブを連発。延長戦に突入かと思われたアディショナルタイムにカウンターから決勝点を奪われ、力尽きた。

 日本を下したベルギーは6日午後9時(日本時間7日午前3時)開始の準々決勝で、メキシコを2-0で破って8強入りした優勝5回でFIFAランキング2位のブラジルと対戦する。

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