路線価3年連続上昇 ミナミがキタに伯仲、京都・東山は全国2位、神戸・三宮は10年ぶりトップ10入り

路線価3年連続上昇 ミナミがキタに伯仲、京都・東山は全国2位、神戸・三宮は10年ぶりトップ10入り
路線価3年連続上昇 ミナミがキタに伯仲、京都・東山は全国2位、神戸・三宮は10年ぶりトップ10入り
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 大阪国税局が2日に発表した平成30年分の近畿2府4県の路線価も、標準宅地評価基準額の変動率が前年に比べ0・6%増と、3年連続で上昇した。路線価は今年1月時点を評価しており、6月18日に発生した大阪北部地震の影響はそもそも加味されていないが、専門家は「最近のマンションの耐震設備は充実しているため、影響はほとんどない」とみている。

 近畿の最高路線価は、キタの大阪市北区角田町(阪急百貨店前)の御堂筋で、6・8%増の1256万円。昭和59年以降、35年連続でトップを維持し続けているが、ミナミの大阪市中央区心斎橋筋2は22・3%増の1184万円と、キタに肉薄している。

 飲食店や商業施設が立ち並び、訪日外国人客でにぎわうミナミの勢いは周辺地域にも波及しており、隣接する浪速、西、天王寺の上昇率の順位が軒並み10位以内に。その効果は「労働者の街」から一躍観光スポットへと生まれ変わりつつある新今宮駅周辺の西成にももたらされ、上げ幅が前年を大きく上回った。不動産鑑定士の真里谷和美さんは「ミナミの土地がインバウンドの影響で高くなりすぎており、周辺地域へと需要が移行する動きが出始めている」と分析する。

 近畿で上昇率が最も高かったのは、25・9%増となった京都市東山区中之町の四条通で全国2位。堅調なインバウンド需要などが影響したとみられる。また、駅前再開発が進む神戸・三宮(神戸市中央区三宮町1)の上昇率が近畿2位と、10年ぶりに近畿のトップテン入りを果たした。

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