TPP11

関連法成立 対米交渉の防波堤に…日本が自由貿易体制を主導

 日本は米国にもTPP復帰を促すが、トランプ米政権は強硬姿勢を崩さない。7月に開く日米の新通商協議でも市場開放をさらに要求するとみられる。日本はTPP11を対米交渉でこれ以上譲歩できないとする防波堤にする構えだ。

 さらに、安倍晋三首相は7月に訪欧して日欧EPAに署名し、来年前半にも発効させる見通し。日本は欧州とも連携し、保護主義的な姿勢を強めるトランプ米政権に軌道修正を迫る。

 一方、知的財産権保護など高水準のルールを盛り込んだTPP11は、不公正な貿易を続ける中国への牽制(けんせい)にもつながる。中国が参加するRCEPでも、TPP11を追い風に「日本が主導する」(経済産業省幹部)形で交渉を加速させる狙いだ。(大柳聡庸)

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