経営者や起業家を応援している杉浦佳浩さん。今後の目標は、自分が社外取締役を務める複数の会社を上場させることだという。(聞き手・中山玲子)
--どんな人たちをとくに応援したいですか
杉浦 人間誰しも良いところや尊敬できるところがある。それに、私自身は年配の人よりも若い人とお会いしているときの方が楽しい。年齢はあまり関係ない。過去がどうということよりも、いまチャレンジしようとしている人たちを応援したいんです。むしろ年を重ねるほど過去の栄光や自分の肩書にこだわる人は多い。大手企業の担当者とベンチャー企業を引き合わせることが多いのですが、大手の担当者の中には上から目線で接する人もいます。
--経営者からの相談以外にも、中小企業の新入社員の教育係のようなお手伝いもされているようですね
杉浦 先日、ある会社で新入社員向けに講演しました。そこで、両親から仕事についてどんなふうに説明されていたか聞いたんです。そうすると、「仕事はつらい」また「つらいけど、子供のために我慢してやっている」とかマイナスのことがほとんどでした。でも、仕事って実は楽しい。そして、楽しみながらチャレンジしたら、きっと彩りある人生が送れるはずです、というメッセージを送りました。