学習45時間→70時間…実習先でパワハラ自殺、学校側に全額6100万円賠償を命令 大阪地裁

 判決理由で、北川裁判長は診療所について、「指導者が恐怖感を与える発言をし、学習時間が過重だったのに睡眠時間も確認しなかった」とし、実習生を受け入れた側としての安全配慮義務違反を指摘。「違法な指導で病的な精神状態になった」とパワハラと自殺との因果関係を認定した。

 学校については、20年9月にも学生が同様に自殺した事案があったことから「実習先の過度な指導で、自殺に至る場合があると十分認識していた」などと言及。教員が大野さんからパワハラをうかがわせるメールも受け取っていたとして「(実習先の)違法行為を認識できた」と自殺の予見可能性があったとした。