サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会1次リーグH組の日本は28日午後5時(日本時間午後11時)から、ボルゴグラードで迎える最終戦でポーランドと対戦します。1勝1分けの勝ち点4でセネガルと並ぶ日本は、同0で敗退の決まっているポーランドに勝つか引き分ければ、16チームで争う決勝トーナメントに2大会ぶり3度目の進出が決まります。負けても同時刻開催のセネガル-コロンビアの結果次第で、16強入りする可能性があります。
過去にW杯で2度3位になった古豪ポーランドは3大会ぶりの出場となった今回のW杯はここまで2戦2敗。ただ欧州予選E組では10試合28得点という圧倒的な攻撃力で1位通過を果たしました。このうち、1大会の予選としては歴代最多の16得点をたたき出したエースのレバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)はドイツ1部リーグで3度得点王に輝いた世界的ストライカー。今大会はまだ得点がありませんが、西野監督も「何としてもゴールを、という気持ちでいると思う」と警戒を緩めていません。
また会場のボルゴグラードは、日本-ポーランドとキックオフ時刻が同じだった25日のサウジアラビア-エジプトで気温35度を記録しました。豊富な運動量を武器に戦う日本にとっては厄介な気候となりそうです。日本は第1、2戦を同じ先発メンバーで戦っており、決勝トーナメントを見据えれば、主力に少しでも休養を与えたいところ。日本にとっては史上初めて1次リーグ敗退が決まったチームと戦う試合でもあり、西野監督の選手起用法が注目されます。
国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本の61位に対し、ポーランドは8位で、過去の対戦成績は日本の2勝。産経ニュースでは注目の試合を速報します。