サッカー日本代表

勝負師本田圭佑が3大会連続ゴール サブの立場「前向きになれたの初めて」

日本対セネガル 後半、ゴールを決める本田圭佑=24日、ロシア・エカテリンブルク(甘利慈撮影)
日本対セネガル 後半、ゴールを決める本田圭佑=24日、ロシア・エカテリンブルク(甘利慈撮影)

 【エカテリンブルク=五十嵐一】日本人選手として初のW杯3大会連続得点はお得意様のアフリカ勢からだった。本田圭佑(32、パチューカ)は「(1-2から同点、逆転を目指す)流れの中で出て、結果を出せたのはうれしく思う」。チームに勝ち点をもたらす貴重な得点を決めると、クールな表情と打って変わり、舌を出しておどけてみた。

 後半27分、香川に代わってピッチに入った。本田の血肉には1つの経験が刻まれている。「アフリカのほとんどのチームが解決できてない弱点がある。瞬間的に集中力が欠如する」

 5分後にまさしくそうした場面が訪れた。大迫のクロスが流れて乾が折り返した。セネガルDFはボールを目で追うだけ。まんまとゴール前でフリーで待ち受けた本田は左足できっちりと流し込んだ。

 「チームの1点、1点がベンチにいてもうれしいし、サブという立場にこれだけ前向きに考えられたサッカー人生というのはこれまでなかった」

 立場をポジティブに受け入れたからなのか。コロンビア戦でも途中出場しCKから大迫の決勝点をアシスト。限られた時間の中で値千金の仕事をする勝負師ぶりを今大会は見せる。

 雌雄を決するポーランド戦。先発であろうがなかろうが、本田は進化を発揮し、日本を決勝トーナメントに導いてくれるはずだ。