1日1組限定 伝説のリストランテ(1)

1日に幸せにできる人を満たす 「リストランテ ロアジ高島」シェフ 永松信一さん

【1日1組限定 伝説のリストランテ(1)】1日に幸せにできる人を満たす 「リストランテ ロアジ高島」シェフ 永松信一さん
【1日1組限定 伝説のリストランテ(1)】1日に幸せにできる人を満たす 「リストランテ ロアジ高島」シェフ 永松信一さん
その他の写真を見る (1/2枚)

 滋賀県高島市新旭町饗庭(あいば)。琵琶湖の近くに、目を引く三角屋根の黄色い建物と、高い屋根が特徴の古民家がたたずむ。完全予約制で、1日1組のお客さんを楽しませるイタリアンレストラン「リストランテ ロアジ高島」。奈良県東吉野村での開業から考えると、20年以上もこの形を続けてきたシェフ、永松信一さん(55)は「利益を追求しないレストランが、一つくらいあってもいいでしょう」と笑う。

1日に幸せにできる人の数は決まっている

 --1日1組限定とは、なんともぜいたくなレストランです

 永松 自分1人で料理をつくると、目の届く範囲というか、仕事としてきちんとできる量がどうしても限られる。言い方を変えれば、ぼく自身が、1日に幸せにできる人の数は決まっているんです。お客さんに喜んでもらって、満足してもらう。それで生活していくことができれば、ぼくも幸せでいられるのかなと思っています。

 --どんなメニューが出てくるのか、お客さんも楽しみですね

 永松 当然、季節ごとにメニューも変えますし、琵琶湖だったら、魚がやはりおいしい。例えば新鮮なアユを使うのですが、焼いたり、あげたり、背越しして小さく刻んでみたり…。いろいろなことをやってみます。何度も来てもらって、どの機会にも退屈させたくない。