安中・簗瀬二子塚古墳が国史跡に

 国の文化審議会(佐藤信会長)は15日、安中市の簗瀬二子塚(やなせふたごづか)古墳を史跡名勝天然記念物に新たに指定し、高崎市の箕輪城跡の一部を追加指定するよう林芳正文部科学相に答申した。県内の史跡は計50件となる。

 簗瀬二子塚古墳は、5世紀末から6世紀初頭の築造とみられる大型の前方後円墳で、周囲を含めた全長は130メートル。西日本から伝わったとされる後円部の「横穴式石室」と呼ばれる埋葬施設が特徴で、同古墳以降、群馬県周辺で広く用いられていることから、新しい埋葬施設と葬送方式が当時、どのように伝来したのか考える上で重要という。

 県文化財保護課は「群馬県周辺地域が、関東近郊だけでなく西日本とも交流を持っていたことを裏付けている」と解説する。

 箕輪城は16世紀初頭、長野氏が築城し4代にわたり本拠地としたが、侵攻した武田信玄により永禄9(1566)年に落城、以降、武田、織田、北条、徳川各氏が居城とした。初指定は昭和62年で、今回は土の堤防に囲まれた「新曲輪(しんぐるわ)」と呼ばれる約1万8600平方メートルのエリアが追加された。

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