2020(平成32)年東京五輪・パラリンピックでの輸送、警備の円滑化を目的とした改正五輪特別措置法が13日、参院本会議で可決、成立した。「海の日」(7月第3月曜日)を五輪開会式前日の7月23日、「体育の日」(10月第2月曜日)を開会式当日の7月24日、「山の日」(8月11日)を閉会式翌日の8月10日に移し、都内の渋滞を緩和する。
各国の選手や要人の移動が増える期間を休みにし、交通規制や警備をしやすくする狙いがある。土曜、日曜を含めると開会式前後は4連休、閉会式前後は3連休となる。平成33年以降は通常の祝日に戻す。
禁止薬物使用を取り締まる初の国内法となるドーピング防止法や、「体育の日」を32年から「スポーツの日」に名称変更する改正祝日法、「国民体育大会」の名称を35年から「国民スポーツ大会」に改める改正スポーツ基本法も成立した。