ゲームバー経営者ら逮捕、「著作権違反」閉店相次ぐ

 これを受け、大阪市内で複数のゲームバーを展開する業者は、7月下旬に3店舗を閉鎖すると公式サイトで表明。京都府警と兵庫県警が13日にゲームバーを摘発したことから、閉店を同日に前倒しした。一方、大阪市北区の別系列のゲームバーは、摘発の前に閉店と貸し切りバーへの業態変更を表明。同様の動きは、各地で相次いでいた。

逮捕でけじめ

 あるゲームバー経営者の男性は、「今まで見逃してもらっていた部分もあったのだろうが、同業者が逮捕された以上、早くけじめをつけないといけない。残念だが仕方がない」と話す。この男性も京都、兵庫での事件化を機に、閉店を決めたという。

 子供のころからゲームが好きだったという男性。「大人になっても、一緒に盛り上がれる場所がほしい」と営業を続けてきたという。「店がメーカーに利用料を納めるなど、交渉の余地はあると思う。ゲームの普及や企業ブランド向上のために、ゲームバーが役立つこともあるはずだ」と話したが、事件化で営業再開はさらに遠のく格好となった。

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