大阪府東大阪市保健所は12日、市内の商社の社員ら20~60代の男女24人が結核に感染、このうち40代の男性ら3人が発病したと発表した。3人はいずれも回復に向かっており、感染拡大の恐れは低いとしている。
保健所によると、発病した40代の男性がせきやたんなどの症状を訴え、今年2月に病院を受診し、結核と診断。同保健所が男性が勤務する商社の関係者67人に健康診断を実施したところ、ほかに23人が結核に感染していた。
24人のうち21人は結核に感染していたもののせきなどの症状はなく、発病はしなかった。発病した3人もたんから結核菌は確認されず、他人に感染させる恐れは低いとみられるという。